こんにちは。
気分が不安でいっぱい、焦りもいっぱい。そんなときに、あたまもくらくらとめまいが酷く、立っていられないようなこと経験ありませんか?
そんなときはたいてい食事も取れないほど、気分が落ち込んでるので、空腹でくらくらするのかな?とも思いますが、違う原因がありそうです。
今回はうつ病とめまいの関係について調べてみました。
心因性のめまい
気分が落ち込んだり、仕事などで緊張や焦りがいっぱいのときに、頭もくらくらとめまいが現れることがあります。耳鼻科を受診しても特に異常がないのですが。
そんな場合は、心因性のめまいが疑われます。
耳の病気によって引き起こされるめまいではなく、うつ病や不安・緊張などの心の不調が原因で発症します。
決して珍しい症状ではなく、耳鼻科を受診される人の5〜30%が心因性めまいと診断されているという数字もあります。
心因性めまいのタイプ
心因性めまいの症状には、大きく2つのタイプがあります。
耳などに異常があり、その上に心の不調が影響しているタイプ
このタイプは、もともと耳などに別の異常がありその異常によりめまいがあり、その上に心の不調が重なることでさらにめまいがひどくなっているケースです。
精神的に不調をきたすことで、症状をさらに悪化させてしまうようです。
このタイプでは、そもそもの耳の異常部位の治療と同時にうつや不安への治療を並行して行う必要があります。
耳に異常はなく、心の不調が原因のタイプ
うつ病などの症状そのものとしてめまいがあるタイプです。うつ病や不安によってめまいが現れるのか原因は解明されてはいないのですが、心理的な要因が交感神経に影響を与え関係していると考えられています。
また、うつ状態によって脳内の神経伝達物質セロトニンやノルアドレナリンなどの働きが低下し、からだの平衡機能に異常をきたし、めまいが現われるという研究発表もあるようです。
このタイプでは、心の不調が原因ですので耳鼻科での治療では治ることはありません。精神科、心療内科などうつ病への治療で改善させることが大切です。
めまいのタイプ
フラフラする症状以外にもめまいにはいくつかのタイプがあります。
- 全身の脱力感でふらふらする
- 疲労感からくるふらふら
- 焦点が合わなくて集中できない
疲れや集中できないことによるめまいのような感覚といったほうがいいでしょうか。そういった症状が現れるようですね。
まとめ
不安や過度の緊張状態ですと、頭に血が登ったような感覚でめまいを伴うこともよくあります。
身体的な平衡機能の異常なのか、心因性のめまいなのか、またその両方なのかいずれも医療機関を受診して正確な原因を見つけ、それに対して適切な治療を行うことが大切ですね。
少しでも参考になればうれしいです。