こんにちは。
「アパシー・シンドローム」という症状をご存知でしょうか?
うつ病とは違うようなのですが、うつと同じような無気力になってしまう症状のようです。
うつ病とは何が違うのでしょうか。調べてみました。
アパシー・シンドロームとは
無気力症候群とも呼ばれ、その症状は「やる気が出ない」や「モチベーションが低い」などので現れます。
しかしうつ病との違いは、学校や仕事などに対してのみ無気力状態になってしまう症状です。
5月病
もともとは、4月に入学した大学生が5月になると勉学に身が入らなく無気力状態になる人が増えてきたことに命名されました。
燃え尽き症候群
5月病は学生によくある症状ですが、最近では学生だけではなく社会人でのこの症状が出てしまう人が増えてきているそうです。頑張って仕事をしてきたのに期待する成果が出なかった時などに現れる無気力状態で「燃え尽き症候群」と呼ばれます。
うつ病とどう違うのか
主な症状は文字通り無気力になってしまうのですがその他無関心や無関心にもなってしまうことがあります。しかし、その対象はあくまで仕事や学業にむけてのみです。
本来は勉強や仕事に対して真剣に取り組むことができる人が多く、良い成績や良い業績を残せる期待される人たちです。
「無気力症候群」は「退却神経症」とも呼ばれ、一生懸命頑張った人が、突然「退却」し無気力になってしまうようです。
遊びは無気力にならない
この症状は生活におけるすべてが無気力になるわけではありません。これがうつ病の症状とは違うところです。
本業のみ無気力になるので、「甘えている」と誤解を受けることが多いようです。
無気力症候群の人に対しての叱咤は、症状の悪化に繋がる可能性があります。
周囲の人は、慎重な対応が必要です。
本人は辛いわけではない
無気力症候群での無気力は、うつ病での憂鬱な気分や絶望感とは違います。すべてが楽しくないわけではなく楽しいことは楽しめるとこが大きく違うところです。
そのため、医療機関を受診し治療するという感覚にはなりにくく、症状を放置してしまう場合はあるようです。その結果、症状は悪化してしまい、最悪の場合本当のうつ病になってしまうケースもあるようです。
原因
いわゆる「完璧主義」の人が発症しやすいと考えられています。手抜きを出来ず完璧に仕上げないと気がすまないでの、人よりエネルギーを使ってしまいます。
そのエネルギーがぷつっと切れてしまった時にガス欠のような状態になり、無気力に陥ります。
また、言われたことを完璧にやり通すタイプの人なども症状を発症しやすいようですので、注意が必要です。
改善方法
世の中の様々な病気と同じように、規則正しい生活を送ることが大切で、改善する近道となります。起床時間、就寝時間、決まった時間の食事、バランスの良い食事などに注意していくことが大切です。
また、医療機関での治療も考えられます。しかし、他の疾患のように特効薬はありません。なので精神療法が行われることがあります。失ってしまった目標の代わりに新しい環境での目標を見つけることを目指し治療を行います。
しかし、本人が気づきにくく医療機関を受診する気が起かない場合も多いので、放置されてしまうこともよくあります。
症状が進んで悪化してしまうと、うつ病などの疾患へ発展してしまうこともありますでの、無気力感が続く場合は、気づいたら医療機関等に相談されることをお勧めします。
まとめ
無気力症候群はうつ病とは別の症状であることがわかりました。しかし、悪化するとうつ病などにもなってしまう怖い症状ですね。
そうならぬよう気をつけて行くことが大切なようです。
少しでも参考になれれば嬉しいです。